闘神都市II
| シナリオ | 絵 | 音楽 | 演出 | システム | 総合評価 | オススメ度 |
| 8 | 6 | 6 | 7 | 7 | 75 | ★★★ |
かなり古いゲームだが、名作の誉れ高かったので、初めてエロゲーのRPGをプレイしてみました。
が……
レベルアップが超!!!!! めんどくせえ!!
何せ、私はRPGは好きだが、レベルアップ面倒くさがり魔人だったりする。
おかげでRPGはいつもアンダーレベルクリアで、ラスボス付近では毎度手痛い思いをしている。
(そしてちっとも懲りず、毎度泣きを見る)
エンカウントもかなり多めなので、短気魔人でもある私、今回はちょっとばかり小狡い手を使うことにした。
(どんな小狡い手を使ったかは、あえて内緒にしておこう)
階層構造型のダンジョンは探索がかなり楽しい。オートマッピングで地図が埋まっていくのも楽しいし、アイテム集めもなかなか。
一つの階もさほど長いわけではなく、長時間ゲームをやり続けられなくても切りどころがいい。
ゲームバランス自体はさほど悪いわけではないと思う。
さて、肝心のシナリオの方だが。
序盤では「闘神都市」という設定がアホっぽいな~、などとボケッとゲームを進めていると、いきなり中盤以降からどんでん返し食らわされます。
まさか、そんな意味があるなんて思っても見なかった、というわけで。
「天使食い」の設定も面白い。
強くなるためには天使を食わなければならず(別に直接咀嚼して食うわけじゃないよ、念のため)、されど天使を食えば罪が蓄積され、プレーヤーには罪悪感が生まれる……こういうの好きです。
まー、遠慮なく食わして頂きましたが。(罪悪感はどこへ?)
このゲーム、こういう二律背反的立場に立たされることが多い。
強くなったが故の虜囚になってしまうゲーム後半。
生きるためには飲まなければならない薬、しかしそれを飲めば理性のタガが外れてしまう設定、等々。
設定やストーリー展開に意外と容赦がないのがいい。協力者があっさり死んだりするし。
が、個人的には、ラスボスの背景が不透明なのが気になる。
昔のゲームなので容量の関係か、この辺の掘り下げがちょっと浅い。
なぜアプロスは堕天使になったのか。
デラスはアプロスとどこで出会い、どうして「天使食い」にされたのか。
この二人は互いを「半身」と呼び合うほどに強い結びつきがあるのに、その辺がプレイヤーにはあまり伝わらないのが残念。
何でこいつらこんなに求めあってんの? という印象を受ける。
この辺をもっときっちり書き込めば、ラストにもうちょっと深みが出るかと思ったんだが。
基本的にはRPG王道の勧善懲悪モノで、作り込みもしっかりしているので、やっても損はない。
というか、RPG部分があまりにもしっかりしているので、かえって驚きました。(←失礼)
さすが「ゲーム」であることのアイデンティティをきっちり守るアリスソフトと言うべきか。
PSあたりのクソRPGよりは、ずっと手応えが楽しめるかと思います。