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ONE~輝く季節へ~

シナリオ音楽演出システム総合評価オススメ度
62★★

注! この作品はTacticsブランドですが、Keyの主立ったスタッフが製作したことをふまえ、Keyに分類してあります。

うわぁぁぁ! とうとう来てしまった。世間と私の評価がかみ合わない第1弾。

何がダメかっていうと、主人公の身勝手ぶり。
勝手にそっちの世界に行ったくせに、女待たせてんじゃねーよ!」
と女の私としては思ってしまう訳ですよ。

大切な人がいなくなるということ、それをあてどもなく待ち続けるということがどれだけ人を苦しめるか、ってのは茜のシナリオで嫌ってほど語ってたはずなのに、さらに自分も同じことするか?
これは鬼畜ゲーですか?

私は話的に痛いのは嫌いじゃない。でも、卑怯者が出てくれば話は別。
プロフィールの嫌いな物欄に「卑怯者」と太字で書きたいくらい、卑怯者は大嫌いです。
そして、このゲームの主人公、完全無欠の卑怯者なんだもん。

この世界にいた証として、彼女に自分との絆を求めるってのは心情的には理解できる。
だが、残される女の方はたまったもんじゃない。

主人公も苦しい立場なのは分かる。
徐々にあちらの世界に飲み込まれていく不安と、だんだん心の中を占める彼女への想いの葛藤に苦しむ描写、なんてのは相変わらず秀逸なんだけど。
でも、女の方は存在しないはずの者を待ち望む変わり者として、世間から奇異の目で見られながら、たった一回Hしただけの男を待たなきゃならんのか?

けなげ、って言うより、やってられません

全体的にシナリオが消化不良気味。説明不足、とも言えるかも。
時々、「聞いてないよ!」と突っ込みたくなる箇所があるし、ラストもやや強引。
まあ、あれでハッピーエンドにならなかったら、主人公が「正真正銘の最低男」になってしまうので、苦しいながらもしょうがない、とするしかないのですが。

以上の理由で、女性はやらない方がいいかもね(つーか、普通やらんぞ)
男性は、上記の点は、あまり気にならないでしょう。むしろ、感動する? のかな。
私には残念ながら、このゲームに感動するツボが見つかりませんでした。
個別で見れば、わりと良い出来のシナリオはあったけど。みさき、茜とか。
あと、音楽も綺麗です。グラフィックは……精神描写のところだけなら○。(←どういう意味か)

MOON.RENEWAL

シナリオ音楽演出システム総合評価オススメ度
76★★★

注! この作品はTacticsブランドですが、Keyの主立ったスタッフが製作したことをふまえ、Keyに分類してあります。

これ、受け入れられる人と、そうでない人の差が異常に激しいゲームなんじゃないだろうか。
ひとえにシナリオの痛さと難解さのためなんだけど。
私はわりと好きだ。これでもか、と精神に訴える痛さ加減がなかなかよい。(マゾではない。念のため)

やや荒削りだが、話が進むに連れて深まる謎、押し寄せる狂気、緊迫感ある展開、盛り上がる音楽、とツボを心得ている。
が、この種の、ある意味18禁にあらざる分かりにくさ(つまり簡単に抜けるか、ってこと)を放棄してるゲームってのは、好き嫌いが別れるだろうなと思う。
またまた一部でかなりの信者を生んだらしいが。

私は基本的に、18禁ゲームが18禁であるための理由を持っていない、というのが嫌なので、この手の「18禁でなければ意味がないシナリオ」を持つゲームってのは積極的に評価したい。

あと、この先のシリーズ展開にも通じるけれど、このメーカー、精神描写が非常に緻密です。
これは一読の価値あり。

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