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To Heart

シナリオ音楽演出システム総合評価オススメ度
81★★★

うぁー。評価しにくくて、今まで避けていたゲームがきた。
いや、誤解のないよう言っとくと、プレイ時はとても楽しく遊べました。
キャラによってシナリオにばらつきはあるものの、サクサク進むし、絵もかわいいし。
しかし、いまいちのめり込めないのはなぜなのか、自分でもよく分からないのですよ。
たぶん、この満面に押し出されている「幸せピンク色」な雰囲気がダメなんだろうとは思うんだけど。

どうせ私は、血と硝煙と伝奇と猟奇じゃないとダメだよ。分かってるよ。ああ分かってるとも!

DESIRE 完全版

シナリオ音楽演出システム総合評価オススメ度
76★★★★

マイフェイバリットゲームデザイナー、剣乃ゆきひろ氏の作品。ですが。

……しまった。できれば、「完全版」じゃないのをプレイしたかった。

この「完全版」でメーカーによって付け加えられたというラストが「完全」に蛇足
製作者サイドが、シナリオライターの意図を全然酌めてないってことがよく分かる。

このシナリオは、螺旋を断ち切ろうとして、それでもその螺旋に囚われ続けてしまうことにキモがあるのですが。

ハッピーエンドじゃダメなんだよ! 「To be continued Forever」なんだよ!
そこに儚いまでに美しい切なさを見出せないようじゃ、この話を理解してないも同然なんだよ。
うわぁぁん、シーズウェアのバカ! おかげで高得点付けられないじゃないかよ。

今ではもう完全版の方が手に入れやすいので仕方がないが、これからプレイする人は、(ネタバレ危険!→)マルチナ編」が終わったらそこでストップした方がいい。
その方が、ゲーム終了後の余韻が断然違うから。

ちなみにシステムは剣乃ゲーム伝統の「コマンド総当たり方式」なので、いささか面倒くさいです。

誰彼

シナリオ音楽演出システム総合評価厳重注意度
50★★★★

当レビュー初の赤点。これがあのリーフのゲームかと思うと、その没落ぶりに涙が出てくる。
あまりのすごさに、怒りを通り越して笑えるくらいの怪作。(決して遺作、臭作、鬼作の兄弟ではない)
少なくとも私はこれを許すことができないので、あえてレビューを書いた。
私は容赦のない性格なので、はっきり言わせてもらう。

シナリオがダメ。演出がダメ。文章もダメ。AVGとしての形態に意味まるでなし。

そこまで言うことないだろう、と思っている方、試しにプレイしてみましょう。
ただし、リーフ作品体験者に限る。
「誰彼」を初めてプレイして、このメーカーがいつもこんなアホゲーばっか作っていると思われては、さすがに可哀想すぎるので。

とにかくもう、マジすごい文章と矛盾極まる設定の嵐。センスのかけらも感じられないセリフ。
有名すぎて今さらだが、これだけは世界に知らしめねばならないと信じているので、あえて引用する。

「おまえがいまじている情は精神的疾患の一種だ。
          しずめる方法はが知っている。に任せろ」
(通称、「感感俺俺」)

「感じている感情」って?Σ(゚▽゚;)
このように、文章構造に欠陥があることはもう言うまでもない。

さらに、エンディング直前の最高(?)の盛り上がりを見せる場面で、今回の事件の根元でもあるヒロインが、愛する男と共に皆の前からひっそりと姿を消し、その際にたった一人の肉親である弟に残したセリフ。
(つーかこの展開がすでにひでえ)

「日本一の弟だと思っています」

よっ、にっぽんいちぃ~~~~!(←狂い気味)
ダセェェェェェェ!!!!

君(シナリオライター)にはセンスがないのかと問いたい。
問い詰めたい。
小一時間問い詰めたい。
(むしろ、並々ならぬギャグセンスに満ちあふれていることは認める)

こんなこと喋られて、ラストに感動の涙を流すアホ愉快な人物がいたらお目にかかりたい。
全編この調子で、ミステリアスでシリアスであるべき伝奇物が、電波系ギャグへと変換されている希有なこの作品。
クソゲーハンターならやってみるべし。
ただし、私は責任をとらないので各自自爆覚悟でお願いします。

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