バシズム 日本橋ヨヲコ短編集


作者初の短編集。

熱い。痛い。剛速球。
全部、誉め言葉です。

この作品群、私が高校生の時分に読んでたら、たぶん「ケッ」の一言で一蹴したと思う。
誰しもそうであるように、高校生の時にはこの「青臭さ」を受け入れられるほど素直じゃなかった。

この本を読んで気づいた。
私は、確かに早く大人になりたかったけど、やっぱり「学校」も好きでした。
あの時代、誰が見ても呆れるくらいにテキトーに過ごしてたけど、それでも無意味に熱くなる、がむしゃらなひたむきさを持ってた若い自分ってのも確かにそこにあったので。
この作品を理解できるほどに歳を取ってしまった自分もまあいいじゃないか、と思える、現在年齢崖っぷちの私(死)

マリア様がみてる

文庫
うっわーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
もうしませんもうしませんもうしませんもうしませんもうしませんもうしませんもうしません

ネットであまりにも評判が高いので、うっかり読んでしまった通称「マリみて」。

いや、悪くないDEATHよ?
分かる、何でウケてるのかは分かるのよ。おー、あいきゃんあんだすたーん!(←狂い気味)
設定も、キャラ造形も、ストーリーも、

「ヲタク兄さんの殿堂!美少女選び放題、萌え?妄想?オールオッケー!」
「今や絶滅寸前元祖少女小説、ドリーマーな乙女たちに愛と夢と希望を!」

の二つのテイストを包含しつつ全然破綻していない、という近来稀にみる出来映えで、ところどころ笑いの要素も含んでて、本来なら膝を打って面白いと言えるはずなのですが。

何だろうなぁコレ。
たぶん、男性が「ボーイズラブ小説」を生理的に嫌悪するのと似た感覚だと思うのですが。
同じ百合っぽくても、吉屋信子(「花物語」の著者)なら全然平気だったんだけど。(あれは美文だし……)
今の私には、フランス文庫読むより、百倍も恥ずかしいよ。

何の間違いかカトリック系女子校出身のワタクシとしては、そのあまりのこっ恥ずかしさにページを繰るたびに、
「ヒャ~~~~!」「ヒィ~~~~!」「Hoooo~~~~!」
と絶叫しかけ、魂抜けかけることしきり。

本来なら「愛も夢も希望も」満ちあふれてなければいけないはずの小学生時代、すでに大藪春彦とか西村寿行を読んでたような私が手にしていい本ではありませんでした。
だって当時、乙女たちの間で全盛を誇っていた「丘の家のミッキー」ですら、序盤のめくるめくお嬢様生活の描写に頭痛を覚えた私、それが全編に渡って過剰に貫かれているこの作品に対抗できるわけなんてない。

諸手をあげて完敗です。

私は本来のフィールドである、
「血と暴力と硝煙と因縁と復讐と不条理とトリックと密室と殺人とサイコと怪物と幽霊」
な世界に戻ります。ええ、そりゃスタコラッシュ!!!

私信:この感想を見て「読んでみよう」と思った愚かな友人各位、本は自分で用意してくれ。
なぜなら私は立ち読みで済ませたから。(ある意味強者)