少女ファイト

■1巻
「G戦場ヘヴンズドア」を終えた作者が、古巣の講談社にフィールドを移し、バレーボールを軸にして挑む新作。
それにしても、今どき、なんてアンチック体が似合うマンガなんだろう。
(※マンガ読みで知らない人などいないだろうが、写植に使用されている字体のこと)
太すぎるぐらい太くて力強いシャープな描線が、キャラのトラウマを容赦なくえぐり出し、それでもどん底から這い上がろうとする姿勢を、問答無用の迫力で描き出している。
何のてらいもなく、ひたむきに迷いや情熱や激情を描くことと、短いけれど印象的で、時に鋭い台詞回し。
この作風を確実にモノにした作者によって、今作も抜群のヒキの強さを生み出している。
理屈をこねる必要はなく、ただ、純粋にマンガを楽しみたいと思わせる作品。
これ以降、どんな奈落と希望が待ち受けているのか、楽しみで仕方ない。






