創竜伝13 噴火列島

新書版 文庫版
まさか本当に2年足らずで出るとは思ってなかったよ(笑)
もう待たされ慣れてるので、たま~にこういうことがあると「ラッキー」などと思ってしまう自分がちょっぴり悲しいです。ええ。
内容は、まあいつも通り。というより、少々悪ノリのしすぎのような気も。
この作品、第2部に入ってから(5巻以降)は完全に中だるみ気味だと思う。
小早川のなっちゃんが出てきてからは、作品自体のカラーがずいぶん変わってしまったし。

とりあえず、茉理ちゃんと瑶姫の邂逅シーンが省かれてしまっていたのが最大のマイナス。
そんなあっさりした描写があるかよー!!(;´д`)
今巻の「良かったで賞」は、ラスト近くの「石使い」のエピソード。
昔はこういう印象的なシーンがもうちょい多かった……と思うのは年寄りの冷や水ですか。

あと、さっき気づいたんだけど、今回の表紙ってひょっとしておーるぬーどデスか?(ぉ

KLAN 5 苦闘編

文庫

※注! 分類上、著者を田中芳樹としていますが、実際には原案参加です。

……うわぁ。やっちゃった。
はっきり言って、「黄土の夢」(注1)になっちゃってるよ。
どう考えても田中芳樹案じゃない展開、どっから降って湧いてきたのか知らん後付け設定、隠しきれてないしょうもない伏線、お粗末な脇キャラ扱い、とおおよそ挙げるにいいだけ挙げられる、ダメノベライズの見本みたいな作品。

4巻まで執筆してた、霜越かほる氏はどこへ行ったんですか?
氏がかなりの健闘を見せていたので、わりかし納得して読んでたのに。これじゃ、購買意欲が低迷。
ラストだけは田中氏本人が書く、って以前言っていたけど本当だろうか。

著者が今回の浅野氏に変わってから、キャラの人格が変わってしまったのはいただけない。
おまけに文は下手だし、三点リーダの使い方とかも変だし。
しかも、ライトノベルの悪癖がモロだし。
「とりあえず恋愛話絡ませとけ」な展開で、キャラの人格は薄め、知性も薄め。理性も薄め。
言っておくが、田中作品に複雑な恋愛話は不要。
元々作者が「苦手」って公言してるんだし、読者もそんなの求めとらんわ。

ただラストのためだけにこのシリーズ買ってますが、限界近いです。
頼むから早めにラストにこぎ着けるか、たぶん大量に届いているであろう非難の手紙でも読んで、早々に軌道修正してくれることを望みます。


注1.田中芳樹がまだ絶好調に執筆してた頃、本当に筆が追いつかなくて原案という形で参加した作品。
が、執筆者がとんでもなく力量不足だったため、稀にみるつまらない本となり、全3巻のうち、この生粋の田中信者の私ですら2巻までしか買っていないという、ある意味すごい本。
実際、この作者はこれ以来何の執筆もしておらず、読者からどういう感想が寄せられたのかが伺い知れる。