ドクターハウザー
いつか書こう書こうと思っていて、今日まで放っておいた心の傷ゲーム第2弾。
(第1弾はミシシッピー殺人事件)
媒体が媒体なだけに知る人こそ少ないが、元祖「バイオハザード」系のホラーAVGだったのだ。
知らない人が大部分だと思うので、あらすじをちょこっと紹介。
謎の失踪を遂げたハウザー博士の行方を追っていた新聞記者(主人公)は、調査のために博士の屋敷を訪れた。
しかしそこは、数々のトラップが待ち受ける恐怖の屋敷だった。君は、博士失踪の謎を突き止めることができるか!
というゲーム。
機種と同時発売のソフトだったのでその威力を見せつけるべく、このご時世にまだ目新しかった 古ポリゴン フルポリゴンを導入し、今では一ジャンルとして確立しているホラー探索型AVGの先駆け的存在……になるはずだったが。
まず、このポリゴンが最悪。カクカクするわ、継ぎ目は目立つわで、正直見られたもんではない。
恐怖を演出しなければならないのにどうあっても作り物くささが際だってしまい、怖さが半減。
そして、何と言ってもその操作性。
お前はロボットか! と突っ込みたくなるほど不自然な動作のキャラ。そのたびに処理落ちする画面。
キャラが動くたびに「ギギッ、ギギッ」と関節の動く音が聞こえてきそうだ。
反応も鈍く、思わず十字キーを押す指に力が入るのだが、もちろんそれでも動作は機敏になどなりはしない。
恐怖よりも怒りを演出するのが上手なリバーヒルソフトに、諸手を挙げて降参させてください。
だが、こんなのは機種創生期のゲームだと思えば仕方がない。(と思い込みたい)
最大の問題点は、
回避不可能な即死トラップ
が随所に仕掛けられていることであり、もちろん回避を匂わせる情報もなく、そこに足を踏み入れたが最後GAMEOVER。
ミシシッピーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
と私が叫んだとしても、誰が責められようか。
さらにこれを回避しないことには先に進めず、要するに確実に一回死ななければならない。
ありか? そんなの。
こんな目に遭わされてすら、死してなお蘇り、
(この時点でもうどうでもよくなっているハウザー博士の謎に)果敢にも挑戦せよというのか。
少なくとも、私には無理だった。
しかし、速攻で中古屋に走ろうとする私を一人の剛の者が制した。友人Yだ。
Yはひとたびプレイすれば上手いくせにそれほどゲームをやらないという、古参ヘタレゲーマーの私にはかわいさ余って憎さ百倍な存在だった。
彼女は私から力強くコントローラーを受け取った。ほとばしる侠気を感じた。
即死トラップを乗り越え、幾度もやり直し、とうとうハウザー博士の野望をうち砕いた彼女はひときわ輝いて見えた。
何があってもこいつについて行こう、そう思った。
Yよ、ありがとう。
本当にありがとう。
値崩れしないうちにクリアしてくれてありがとうv<結局売ってるし