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ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者

すごく怖い。
「バイオハザード」も全然平気な私が思わず飛び上がるほど怖いと思うのは、これとFC「スウィートホーム」だけ。
(「スウィートホーム」は映画はトンデモ状態だったが、ゲームは心底怖かった)

要するに、あまりに描き込みがリアルすぎれば、かえって想像力の働く余地が減ってしまうと思うのですよ。
だから、当時のドット絵で見せつけられるこの横溝正史的な物語は、その不気味な舞台設定もあいまってマジ怖い。
無駄にミステリ・ホラー好きなもんだから、脳内補完がされることされること。
さらにそれに呼応するかのように次々と起きる殺人。予期せぬ展開。不安感を煽るBGM。
容量的には相当苦しいだろうに、限界ギリギリまで詰め込んだと思われる練られたシナリオ、そして明かされる意外な犯人。

決して夜中に一人でやってはいけない。
心臓発作を起こしても、当方一切責任を持ちませんのでそのおつもりで。

ふぁみこん昔話 新鬼ヶ島

コマンド総当たり型正統派AVG。
総当たりのわりにうっかり選択をミスすると簡単にあの世に逝ってしまったり、意外と一筋縄でいかない手強いゲーム。
こんな風に書くと誤解されがちだが、AVGとしてはすごく良くできている。
日本の昔話に題材を取りつつ、デフォルメされたキャラたちが繰り広げるファンタジックなストーリーは今でもかなり読ませる。
ほのぼのとしていながらも緊迫感があり意外な発展を見せる展開や、変な片言英語を話す金太郎(でもキーパーソン)など見所もたくさんあり、昔のゲームにありがちな即死&ハマリさえ改善すれば、今でも十二分にプレイするに価する。
しかも、かつて「EVE~burst error~」で話題になったザッピングシステムが、すでにこの作品でその片鱗をみせていることも驚き。

この作品を名作たらしめているのは、すべてが昔話特有の「めでたしめでたし」で終わるわけでなく、今までプレイした中でも心に残る、FC史上屈指と信じる切ないエンディングがあればこそ。
「泣き物」には当時からかなりスレた中学生だった私だったが、これには胸を打たれた。
これだけの物語が8ビット機、前後編合わせてもたった200キロバイト程度で表現できる、ということが今のゲーム事情を考えるととても信じられない。

人の心を打つのに余計な装飾は不要、ということを身をもって教えている名作。大好きです。

リンクの冒険

古参ゲーマー間では、未だにナンバーワンに挙げられることの多いソフトのようですが。
あのですね。

難しすぎ。

かつて、これほど死んだRPGは未だにやったことがない。今でもクリアできたのは奇跡の賜物だと信じて疑わない。
前作「ゼルダの伝説」とはダンジョンの様式が異なる、当時全盛だった横向きのアクション方式を採用、これがまた激ムズ。
現在までのシリーズで唯一経験値方式が導入された作品でもあり、アクションの苦手な私は血ヘドを吐いてレベルアップにいそしんだ。
(でも何度も死んだ)

こんなヒドイ仕打ち(?)に耐えながらも、それでも最後までこぎつけたのは、何と言ってもプレイするのが楽しかったから。
前作よりさらに多彩になったアクションを駆使し、ダンジョンを、フィールドを、町中を縦横無尽に駆け回るのがそりゃあもう面白くて。
印象深いBGMに緻密な操作を要求されるアクション、解けたときの爽快感
難しいがゆえの達成感は、ヘタレゲーマーとしての今の私にはなかなか味わうことのできない感覚だが、シリーズを重ね、新作をプレイするたびに今でも懐かしく鮮明に思い出せるのです。

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