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美食戦隊 薔薇野郎

「ぐるめせんたい ばらやろう」と読む。「びしょく」ではないのでそこんとこよろしく。

……素薔薇しい。

ゲーム自体は、「ファイナルファイト」タイプのオーソドックスな横スクロール格闘アクション。
だが、そのゲームセンスとステキなシステムは、クソゲーとは単純に言い切れない、不気味な雰囲気を醸し出している。
これは究極レベルのバカゲーだ。

まずプレイキャラを選択できるのだが、その彼らの名前が、

  • 「爆発男爵ぼんじゅーる」……兄貴。超兄貴。

  • 「爆発貴婦人まどもあぜる」…女王様。

  • 「大爆獣とれびあ~ん」………美形だが声が変。
  • うああああ、何て悩ましいんだ。頭痛が痛い(※1)。
    彼ら薔薇野郎にはそれぞれ好みの食材があり、それを得るために敵キャラを多彩なアクションで倒しつつ進んでいく。
    さらに、「ポージング」(ボディービルでよくやるアレ)で敵の攻撃をかわせたり、敵の倒し方によって得られる食材が変わったり、と戦闘システムも相当奮っている。

    ……素薔薇しい

    そして、このゲームの最もイッちゃってる要素が、「ライフアップグルメシステム」
    道中、敵を倒すたびに奴らは何かしら食材を落とすのだが、まずはそれらを拾い集める。
    このとき、ほんのドット単位で体力が回復する。が、あまりにも目に見えなさすぎなほど少ししか回復しない。
    さて、面をクリアした際の「ディナータイム」では「サイバーシェフ」が現れ、彼に任意の食材を二つ渡すことになる。
    それを調理してもらい、出来上がった料理を食べてパワーアップ&体力回復……するのだが。

    パワーダウンもしちゃうんだよ。これが。

    プレイキャラの好みの食材を使えば、かなりのパワーアップが期待できるが、それをうっかりしくじると大変なことが待ち受けている。
    以下、危険な食材の掛け合わせ例。

  • アイス+米=アイスクリーム丼

  • 納豆+パン=納豆パン

  • きのこ+きのこ=毒きのこ(究極の取り合わせ。次の面に突入と同時に即死)
  • 素薔薇しいvv

    この、ハラハラドキドキ腹下し確定な、バカゲーを狙った挙げ句にそのはるか上空を行く卓越したセンス。
    残機や1UPすらない、男気溢れるシステム。
    コンティニューはあるが、難易度を「アツい」にすると、それすら使えなくなってしまう。
    同封のアンケートハガキには、購入の動機欄に、「間違ったから」というステキ回答が用意されている。

    素薔薇しいvvv

    念のため申し添えると、このゲーム、バランスはわりと良く、操作も軽快で難が少ない。
    アクション要素は驚くほどまとも。というより、秀逸なくらいに多彩
    グラフィックも緻密だし、群を抜いて狂ったこのコンセプトを除けば、かなり遊べる秀作として名を残していたかもしれない。

    いろんな意味で無駄にすごすぎるこのゲーム。
    あまりの素薔薇しさに、近年、「ユーズドゲームズ」誌で取り上げられたので、知っている人も多いかも。
    噂では、コレを開発したチーム全員が責任をとって退職した、って聞いたんですが本当ですか?

    さぁ、アナタも今すぐ中古屋でソフトをゲット!
    そして共に誉め称えましょう。

    素薔薇しい! と。


    (※1)よくある日本語の間違った使い方例。
    だが、2001年最大の問題作「リアル鬼ごっこ」の中で、作者は「小説家」という言葉を生業とする職業でありながら、平然と作中でこの表現を用いた。他にも「疲労の余り疲労困憊している」とかステキ表現が満載なので、絶対に金を出して読んではいけない。 

    ゼルダの伝説 神々のトライフォース

    草刈り。とにかく草刈り。延々と草刈り。
    SFC版で、それまでもゼルダシリーズにおけるウリであった多彩なアクションが進化しまくった挙げ句、私がハマったのは草刈り。
    剣を振るたび「ザシュッ、ザシュッ」と刈られる草。それだけでもう満足(ぉ
    スタイル的には初代のテイストを受け継ぎ、難易度も新規SFCからのユーザーに合わせて練り直され、誰でも楽しめるそつのない一本。
    立体構造の表現が可能になったダンジョンを見てひとしきり感動したあとに、「これを解くのかぁ」としみじみと前作の苦しみが蘇ったことはこの際内緒にしておこう。

    シリーズとしては珍しくドラマチックな展開で、世界観の構築がかなりしっかりしている。
    以降のシリーズの基礎となった作品だと思う。

    FINAL FANTASY6

    FFの現在の悪癖である(と私は思っている)、「プレイヤー置いてけぼりの映画的演出」が一気に噴出した作品。
    なので私はどうも好きになれないのだが、巷ではやたらに人気があってなぜ? と思わずにはいられない。

    とにかくコロコロとプレイキャラが入れ替わるのが気にくわない。
    確かにSFCの能力を限界まで引き上げた素晴らしいグラフィックに、それを駆使した盛りだくさんのイベント、多彩なキャラ、ドラマチックでキャラの特性にあったシナリオ、と見所が多数あるところは間違いないのだが、強制イベントが多すぎて全然感情移入できないし、もう一つの悪癖である「キャラ萌え」要素がてんこ盛り。

    私は、少数精鋭のパーティーであらゆる感情を分かち合い、艱難辛苦を乗り越えるRPGが好きなんじゃ!

    パーティーの入れ替わりが激しければ、確かに飽きさせはしないかもしれないけれど、これ、「冒険を共にする」って感覚とはちと違うと思うのですよ。
    だいたい、私みたいなプレイしてたら、最低人数分しか装備買う金が貯まらんっちゅーねん。
    ただ、良くも悪くも以降のFFのスタイルを決定づけた作品だとは思うので、興味があるなら一度はやってみてもいいかも。

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