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探偵紳士DASH!

菅野さーん、もうシステムが古いっすよー(泣)
シナリオは相変わらず好みなのに……。
「エクソダスギルティ」以来の菅野作品、18禁「不確定世界の探偵紳士」からの移植作。
何でタイトル変えちゃったんだろ? 原題の方が格好いいのに。

それはそうと、やはり元が元だけに、女性キャラとの絡みが不自然きわまりない。
おい、そこはやっちゃってるだろ、という場面でも、会話とかブラックアウトでごまかしてるもんだからイマイチ盛り上がりに欠ける点は否めない。
だーかーらー18禁→コンシューマーはダメだって言ってるのに。

が、そこは菅野節。
主人公はあくまで頭が良く、格好良く、脇キャラは一癖も二癖もあり、と物語世界へ誘い込む求心力はさすがの一言。
一見バラバラのピースが、中盤以降後半にかけて一つに収束し、過去から現在へ続いている大きな事件へと繋がっていく様は圧巻。
もう何度も見せられてきた手口なのに、その語り口の巧妙さゆえに、またまたあっさり引き込まれてしまう。
さらりと扱われているエピソードが実はかなりの伏線だったり、キャラの口から語られる何気ない一言が、後々深く胸に残ることとなったり、油断も隙もない、読み飛ばし不可のシナリオ展開。

で・す・が。
とにかく、システム周りが古くさすぎ
フラグ立ては相変わらず厳しいし、菅野作品おなじみの「コマンド総当たり」は基本中の基本であるとして、今回は移動の際に時間の概念があるため、うかつに無駄足を踏むと、探偵の報酬額がもらえなくなる。
この、「次に行くべき場所」のヒントが分かりにくく、または提示されず、結局プレイヤーは行ける場所を総当たり。
さらに、移動も段階を踏む必要があり、目的地へ一回の操作で到達することができない。

こういった箇所は、昔のAVGでは確かに当たり前のシステムだったけれども、ゲームは時代と共に進化するもの
プレイヤーが快適に操作できてこそシナリオに没頭できるのだから、そろそろ徹底的に改良してほしい。
頭をひねらなけりゃ解決できない謎は、ゲームとして冴えてると思うんだけどね。

それを除けば、終盤、展開がちょいと急ぎすぎたぐらいであとは及第点。
相も変わらずお子様には分かりにくく、しかも完全無欠のハッピーエンドは絶対書かない人ですね。
だから好きだけど。

せつないエピソードが多めなので、ハッピーエンド主義者の人は避けるが良。
菅野ファン、シナリオ重視のゲームファン、「人死にOK」の人、昔風味のAVGが好きな方はどうぞ。

ときめきメモリアルGirl's Side

OK、コナミ! アンタは神だ!!(断定)
とか言いながらも、自キャラを「小波 名無子」と命名した私はメーカーに喧嘩売ってますか?
                         ↑
              (レトロゲーマーで分かる人だけ分かってね)

それはそうと、私のそれなりに長いゲーマー歴において、未だかつてこれほど笑ったゲームはプレイしたことがない。
ファーストプレイから一晩、ひたすらのたうち、涙を流して転げ回りながら笑い続けて完徹
笑いすぎて腹が筋肉痛になった。

まさか自分が「ときメモ」シリーズで徹夜することになろうとは、初代「ときメモ」をPCエンジンでプレイした我が身からしても、全然予測できなんだ。
初代は、そのあまりにもブッ飛んだ女の子のキャラ造形と、恋愛育成ゲームでありながら「愛」のない内容にうんざりしたため、全ヒロイン中、半分程度クリアしたところで止めてしまったのだが。
パラメータ重視の奇形恋愛育成ゲームも、ここまで極めれば立派なギャグゲーとして成立します。
気狂いになるんだったら、とことん突き詰めなければならない、という好例。(注:誉めてます)


今日は入学式。どんな高校生活が始まるんだろう。
あっ、この教会は何? どこかで見たことあるような……きゃっ。
(暗転、誰かとぶつかる)
「……大丈夫か? 手、貸せよ」
(メインヒーロー、手を差し伸べてるCGと共に登場)

ギャーッハッハッハ!!! ベタや! ベタすぎる!!。゚(゚^▽^゚)゚。


(デート帰りに雨に降られるイベント)

自分:こまったね・・・。でも東の空が明るいからもうすぐお日様が出るよ。
相手:・・・。太陽なんて・・・出なくていい・・・。
自分:・・・? でも、雨が・・・。
相手:雨なんて、やまなくていい・・・。
    このまま、世界中に雨が降りつづけてこのまま世界の終わりがきても。
    おまえがそうして、横にいてくれれば、俺は・・・。


あーはは、あーははははは!! あたしは家に帰りたいっちゅーねん(T▽T)ノ_彡☆

全編こんな感じでシナリオは超ベタ、主題歌はなぜかB'z、キャラ造形はニーズにお応えした「いかにも」な方々。
さらにフルボイスの声優陣は、普通に集めようと思ってもなかなかできないであろう超有名陣ばかり。

360度死角なし! 隙がなさすぎ! 奮いすぎ! はっちゃけすぎ!

笑ってばかりいるけど、実はこのゲーム、ものすごい絶妙なゲームバランスぶりです。
パラメータの増減の仕方、高校3年間の日程の組まれ方、私服の組み合わせ方や「ときメモ」伝統の爆弾システム(※1)。
さらに、直感的に操作できるインターフェースや、基本的にはとても簡単な操作方法等、おそらく、全プレイヤーの3分の1ほどの割合であるライトユーザー層にも、3年間適当にプレイを続ければ、ちゃんとお目当てのキャラをクリアできるように気を使っているのがよく分かる。
が、残りの3分の2のヘビーユーザーのために、これらのシステムはものすごく悪魔的に挑戦してきているのが歴戦のゲーマーならすぐにピンとくるはず。
これらは非常に狡猾かつ計算高く設定されており、とにかくやり込み要素が満載。
具体的には、

  • 葉月珪(メインヒーロー)と1年目に「ときめき初詣」プレイ
     (ときめき度が上がりにくく、毎週日曜をデートに宛てなければいけないくらい執拗に追わねばならない)

  • 氷室零一(担任教師)と「ときめき修学旅行」プレイ
     (自分からデートに誘えない&キャラ全員総出演させるため後半は爆弾処理班&全体的に非常に高いパラが必要)

  • 天之橋一鶴(理事長)と1年目に「ときめき初詣」プレイ
     (出現までのパラ設定が高い&一番最初の重要イベントが1年目の夏休み&自分からデートに誘えない)
  • 等々、数々のゲーマーのリロードと血と汗と涙の結晶として、これらの鬼プレイが代表的。
    ちなみに私は理事長のみ失敗した。リロードの根気が続かず、どーしてもうまくいかんのよ。これが。

    一度やり込み要素を見つけてしまうと、果敢にもそれに挑戦してしまう……そんなゲーマー魂を逆手に取ったこの悪魔ゲーム。
    女性をターゲットとしたゲームはすでに結構出てきてはいるものの、それのいずれもゲーム性は大して高くなく、ぼんやりとプレイしていても簡単にクリアできるようなものばかりだった。
    が、さすがコナミ。
    どう考えても真面目にウケを狙ってるとしか思えないこのゲームが、これほど高いゲーム性を維持しているとは。
    正直言って、「ときメモ」の名を見直しました。
    相変わらずパラ上げに終始せざるを得ず、恋愛育成でありながら「愛」をちっとも感じさせないゲームセンスだけど、「ゲーム」としてはかなりのレベルであると思います。

    でもなぁ……この「爆弾システム」はどうしても納得できんのよ。
    普通、自分から構いもしなければそれだけの間柄でしかないと思うんだけど。
    ただのクラスメートor顔見知りでしかないヤツが連絡してこないからって腹立てるのは絶対おかしいよ。
    だから、付き合ってる女が、他のヤツとデートするのを容認するこのゲームには「愛」がない、と私は思うのですがね。
    私だったら、相手がこういうことしてる現場を見つけたら、2,3発はパンチくれてやるんだが。
    この辺が、「ときメモ」が「恋愛シミュレーション」ではなく、「育成バカゲー」でしかない所以だと思うんだよね……。


    (※1)
    登場させたキャラを長期間放ったらかしにしておくと怒りの爆弾が破裂し、該当キャラを含め、周囲の好感度ががっくりと下がる。
    始めは他キャラとのデート中に電話をかけてくる攻撃をしかけてくるが、ここでも弁明せずに放っておくと、しばらくしてからバスーン!」という何ともイヤ~な音と共に爆弾が破裂してしまう。
    すると、周囲に「主人公が○○を傷つけた」という噂が流れ、必死になって上げた好感度が、見る見るうちに下がっていくのを目の当たりにできる。
    もちろん、怒らせた相手には、休日を一日使って詫びの電話を入れなければいけないという、私がどうしても馴染めない「ときメモ」伝統の理不尽きわまりないシステム。

    Dance Dance Revolution 2nd reMIX

    1999年の夏――。
    恐怖の大王はやってこなかったが、それよりも恐ろしいモノが降臨した。

    このゲームだよ。

    それまでゲームに縁がなかった層にまで大反響を及ぼし、専用コントローラーは売り切れ続出、代わりに間違ってマナークッションを購入してしまう アホ うっかりさんも現れ、ある種の社会現象にまでなったこのゲーム。

    普段の私なら絶対に購入しなかったに違いない。
    動かなくていいものなら、一日中ゴロゴロしていることだって可能(むしろ大歓迎)な怠け者属性の私に、こんな自ら動かなければならないゲームなどできるはずがないからだ。
    しかし、目前で超プレイをゲーム仲間の友人’s他、数々のゲーマーに見せつけられ、「これはやらねばなるまい」と無謀なる決心をした大バカ者がここに。
    さっそくソフト&コントローラー&マットのフルセットを購入し、自宅でレッツプレイ。
    上級DDRer様のプレイを見ていると実に軽やかに跳んでいるように見えるが、実際自分でやってみると、その足のおぼつかないこと。
    元々鈍い運動神経をここまで恨めしく思ったことはない。
    マラソン大会でどんなに鈍くさいタイムを叩き出そうと、運動会では応援専門だろうと、まったくもって気にも留めたことのなかった私だが、中途半端にゲームであったことが災いし、攻略魂に火が点いた。

    初めてプレイした際、その騒音に驚いた母が2階に駆け上ってきた挙げ句、「アンタいい歳して……」とまるで可哀想なものを見る目で私を眺め、去っていったという冷たい仕打ちにも動ぜず、「会社から帰宅 → DDR → 風呂」のコンボを編み出し、クーラーのない部屋でひと夏中狂ったように踊り続け、ようやくたどり着いた境地は。

    マニパラMAX(※1)で限界だったよやっぱり。
    常人に足で61連符は不可能です。マジで。
    でもゲーセンでは当たり前のようにクリアしてる人たちがほとんどなのが怖い。君たち人間ですか?

    それはさておき、「見てても楽しい」ゲームスタイルをゲーセンで提示し、それによってライトユーザー層を取り入れ、世間的にもPRしたこのゲームの功績は大きい。
    コントローラーさえ購入すれば、家庭用機でも楽しめるし、ちょっとしたパーティーゲームとしても優れている。

    現在のDDRはすでにジャンプ化(※2)していて、初心者には全然入っていけないゲームになってしまっているが、各地のゲーセンでは人外化した鬼ゲーマーたちがまだまだ熱いダンスを繰り広げているようなので、これから仲間入りしたい人は、まず家庭用版で特訓してみては。


    (※1)
    MANIAC(一番難しいモード)の「PARANOiA MAX -DIRTY MIX-」(尋常じゃない速さの最難関曲)。
    DDRは多くの信者と鬼ゲーマーを生み出し、それと共にCIAでも解読不可な暗号が多く生まれた。
    穴鰤桶(ANOTHERの「BRILLIANT 2 U (Ohchestra Groov)」)とか俺炎(「MY FIRE」)とか。

    (※2)
    週間少年ジャンプの漫画に多く見られる強さが肥大化する現象。「インフレ起こしてる」とも言う。
    この場合は、難易度がどんどん増していることを指す。
    DDRのMANIACモードでは、2枚抜き(を片足で同時に踏むこと)が前提の曲が幾つもあり、人間の規格外の動きを要求されることがしばしば。
    さらに、を全部同時に踏む(これを4枚抜きという)ことを要求してくるステキ曲もある。
    人間の足は2本しかないということを理解してくれ、コナミ!

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